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船頭小唄せんどうこうた

1) 己(おれ)は河原の
  かれ芒(すすき)
  同じお前も かれ芒
  どうせ二人は この世では
  花の咲かない 枯れ芒
2) 死ぬも生きるも ねえお前
  水の流れに 何変(かわ)ろ
  己もお前も 利根川の
  船の船頭で 暮らそうよ
3) なぜに冷たい 吹く風が
  枯れた芒の 二人ゆえ 
  熱(あつ)い涙の 出た時は
  汲んでお呉れよ お月さん