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人
ひと
を
恋
こ
ふる
歌
うた
1)
妻をめとらば 才たけて
みめ美(うる)わしく
情(なさけ)ある
友をえらばば 書を読みて
六分(りくぶ)の
侠気(きょうき) 四分の熱
2)
恋の命を たずぬれば
名を惜しむかな 男ゆえ
友のなさけを たずぬれば
義のある ところ
火をも 踏む
2)
汲めや 美酒(うまさけ)
うたひめに
乙女の知らぬ 意気地あり
簿記(ぼき)の筆とる 若者に
まことの男 君を見る